肝斑治療に必須のトレチノインとは
肝斑を薄くするには以下の2種類の併用が最も有効とされており、シミの治療のようなレーザー治療は逆効果で肝斑が濃くなる恐れがあるため一般的ではありません。
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トラネキサム酸の服用
- ハイドロキノン、トレチノインの併用
ここで紹介したいのがトレチノインです。シミやくすみの改善にもハイドロキノンとトレチノインの組み合わせて塗りますが、肝斑でもトラネキサム酸の服用と同時に並行してこの2種類の美白クリームを使うことで効果が高まると言われます。
ハイドロキノンは美容クリニックでも定番ですし、使ったことがある女性も多いでしょう。
トレチノインは単体で使われることは少なく、ハイドロキノンとの併用が一般的で、美白作用を促進するのがトレチノインの役割です。
肝斑治療で「縁の下の力持ち」がトレチノインな理由についてお話します。
トレチノインは肝斑治療にもハイドロキノンと一緒に使う医薬品クリームで、トレチノインジェル0.1%/0.05%などが一般的です。
トレチノイン自体は「ビタミンA誘導体」と呼ばれ、表皮分裂をスピード化による皮膚のターンオーバー作用が非常に強く、シミや肝斑など肌の深い部分に蓄積されたメラニン沈着を取り除くには必須の美白成分です。
レチノール化粧品（レチノール美容液、コスメ）と比較すると、トレチノインの作用は100倍と言われるほどで、シミや肝斑改善以外にもシワやニキビ治療にも用いられる美白医薬品です。
シミ・くすみを薄くするハイドロキノン・トレチノインなどはこちらからご確認ください＞＞
要するにシミや肝斑が溜まった古い皮膚をはがしてメラニン沈着のない新しい皮膚に入れ替える役割をしてくれるのがトレチノインです。
ハイドロキノンはメラニンを消す作用がありますが、トレチノインによる肌のターン―バーで古い皮膚のピーリングが起きないとシミや肝斑の漂白作用が限定されるのです。
トレチノインの効果についてお話します。
シミ（老人性色素班）や肝斑改善にトレチノインを塗ると肌の若返りがとても速くなるので皮膚がぽろぽろと剥げ落ちます。日焼けした肌がぽろぽろと落ちる感じで、消しゴムのかすに例える人もいます。メラニンはこの剥げ落ちた表皮に含まれます。
通常より肌のターンオーバーが早いため肌が赤くなりますが、若い敏感な肌のため掻いたり叩いたりしないよう注意です。赤み以外にも痒みも出やすいですが、かきむしらないように我慢しましょう。
この赤みはトレチノインが効いているしるしで、ハイドロキノンとの併用でも同様の症状が出ます。
トレチノインには成分の濃度で種類がありますので、始めは濃度が低めのクリームから始めるのが良いでしょう。肝斑の改善に使う場合も肝斑の濃さに合わせてトレチノインの濃度を工夫します。
肝斑ができてからも紫外線を沢山受けるとシミのように濃くなりますので、濃い場合はトレチノインの濃度を少々高めないと効果が限定されることもあります。
トレチノインの作用、働きについてお話します。
ビタミンA誘導体の一種なので肌の若返りスパンを早める作用があり、古い角質をどんどん剥がします。トレチノインを塗ると肌のピーリングが起きて約2週間で古い表皮が入れ替わるとされます。
- トレチノインをぬると表皮が剥がれだし、古い細胞が剥げ落ちる
- 同時に若い細胞の生成が促進されて皮膚再生が行われる
- ニキビの原因の皮脂の分泌が抑えられる
- 表皮の奥にある真皮層でコラーゲンの生成を促し肌がハリを取り戻して小じわも減る
- 真皮層でヒアルロン酸も生成されて肌の水分量が増える
トレチノインとハイドロキノンが両方入ったお薬とはについてお話します。
シミ、肝斑、小じわなどの改善にはハイドロキノンとトレチノインを両方使うことが効果的のため、両方のクリームを同時に塗る訳ですが、それが結構面倒なこともあり、最近ではコスメライトクリームという両方の成分が配合された美白クリームが開発されました。
トレチノインとハイドロキノンがバランスよく配合されているので初めての女性でも使いやすいことや、手間が半分になることもメリットです。
値段も両方を買うより安いためコストメリットも高いのがコスメライトクリームです。
肝斑やシミ治療でハイドロキノン、トレチノイン両方を使っている方はコスメライトクリーム、おすすめです！
妊婦さんはトレチノインを使えない理由についてお話します。
妊娠している女性や近々妊娠を検討している女性はトレチノインは使えません。
理由はそのような女性がトレチノインを使用すると催奇形性のリスクが高めるからです。あくまで動物実験での報告ですが、少しでもリスクがある限りは使用を控えます。
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