そばかすのできる原因は遺伝?
そばかすはスズメの卵にある斑点模様に似ていることから「雀卵斑(じゃくらんはん)」といいます。
また太陽の光が強く差す夏の時期に多くできることから「夏日斑(かじつはん)」とも呼ばれます。
そばかすというのは日本独自の名称で、これは肌に小さな粒状の斑点が浮き上がっている様子が、そば粉を作る過程でそばの殻のカスが粉に混ざった状態に似ていることから「そばかす」と呼ばれるようになりました。
この呼び名はなんと江戸時代からあるそうです。
そばかすは遺伝的にそばかすができやすい体質として生まれた方にできやすく、思春期ごろを目安に多く現れるようになりますので、そばかすの原因の一つが遺伝です。
このような先天性のそばかす体質の方は大人になるにつれだんだんそばかすは薄くなっていき、目立たなくなります。
ただ、これらのそばかすが思春期ごろからなぜ現れるのかはいまだきちんと解明されておらず、おそらく体質的に思春期ごろの肌が最も紫外線の刺激でしばかすができやすい時期なのだろうという見解に留まっています。
なぜ通常のシミと違い、小さな斑点状にでるのかもよくわかっていません。
そばかすは遺伝的な要素が強く、体質としての傾向は色が白く日焼けしても肌が黒くならずに赤くなって終わるタイプの方が多いです。
両親のうちのどちらかがそのタイプの方は遺伝することが多いのですが、そばかすが遺伝するわけではなく、そばかすができやすい体質が遺伝するため、小さいうちから紫外線ケアを徹底すればそばかすを発生しにくくすることはできます。
遺伝が原因によるそばかすは、ほとんどの場合思春期を過ぎるとどんどん薄くなっていきますが、紫外線ケアをきちんとしていない場合は、色が濃くなったりほとんど消えずに残ることもあります。
UVカット製品を使用したり、帽子などを使いあまり紫外線を肌に浴びないよう心掛けるようにしましょう。
大人になってからそばかすが出来た方は後天性のそばかすですで、原因は遺伝ではありません。
後天性のそばかすができるのはシミと同様に様々な原因が挙げられますが、紫外線が一番の原因であることが多いです。
紫外線を肌に浴びると、肌内部にあるメラノサイトという色素細胞がメラニン色素を分泌します。
メラニン色素は肌を紫外線から守るための防衛の役割があり、役目が終わると肌の新陳代謝に合わせて古い角質とともに皮膚から剥がれ落ちていきます。
夏に日焼けをして肌が黒くなってもいつのまにか元の肌色に戻るのは、この肌細胞の新陳代謝の働きによるものです。
ところが強い紫外線を長時間浴び続けるなどしてメラニン色素が過剰に分泌されると、すべての色素がきちんと排出されずに肌に残ってしまうことがあります。
そのまま肌に排出されなかった色素が沈着してしまい、そばかすの原因になります。
紫外線が原因によるそばかすの発生を防ぐには、紫外線対策が最も重要です。
紫外線は夏だけに注意すればいいというわけではなく、年間を通してずっと続けることが大切です。
屋内にいる場合や曇りの日でもUVカット効果のあるスキンケアを使うことでより効果を得ることができます。
また、朝に日焼け止めを使ったからといって1日中効果が続くわけではありませんので、外にいる場合はできれば2〜3時間に一度は日焼け止めを塗りなおすようにしてください。
そばかすが最もできやすいのは鼻や頬の上部、おでこですが、これは顔の中で最も日焼けしやすい部分でもあります。
この鼻、頬の上部、おでこにしっかりと日焼け止めを塗っておくことがそばかすの予防になりますし、これ以上そばかすの色を濃くしないためにも大切です。
紫外線ケアと並んでビタミンCやEを積極的に摂取することで、メラニン色素の生成を抑えたり、新陳代謝を促してそばかすが薄くなるのを助けてくれる効果が期待できます。
ストレスや睡眠不足、生活習慣や食生活の乱れなども新陳代謝のサイクルを乱す原因となります。
ストレスのない生活を送るのはなかなか難しいですから、自分にあったストレス解消法を見つけたり、リラックスできる時間を作るなど工夫してみましょう。
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